【僕が、アプローチのスランプから学んだこと!】

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考えるゴルフの会会長 岡野 訓寛(のりひろ)

『100切り指導の専門家』。オーストラリアで学んだ最新のゴルフメソッドと運動原理、理論に基づいた“考えるゴルフ”を全国の様々なプレーヤーに広める活動を行っています。

こんにちは、岡野です!

僕はゴルフを始めた時、何だかわからないですが、

「ゴルフはパターとアプローチだ」

なんて、誰かに言われてわけではないのですが、
このことを忠実に守って、練習したんですね!
とにかく、球を打ちました。

オーストラリアのゴルフ場は全部、
芝から打てるんです。
自分のボールを100個くらい買って、
それを打っては拾って、打っては拾う。こ
んな練習です。

ショットはそっちののけ、
ドライバーなんて、ただ思い切り振っていただけ。
練習はほとんどしません。

来る日も来る日もアプローチとパター!

今考えるとよくもまあ
アプローチとパターだけで
飽きなかったなぁ~
と思います。

その時、

「打ち方」

なんて全く気にしませんでした。
多少なりとも、何となく手首を使わないでとか、
前傾姿勢を変えないで 
くらいは考えていたと思いますが、

とにかく、

「寄れば良い」

この思考です。

グリーンをくるくるまわって、
あらゆるところから練習していました。
どんどんやっていると
自然に難しいとことからでも寄っていきます!

それが嬉しくて嬉しくて、
よけい難しいところに行くんですね。
失敗すればもう1回。
とにかくやる。

そうすると、
何ヤードとかどのくらい打つかなんて、
考えないで寄るようになります。

勝手に距離感もマスターしていたんです。
自分の感覚がどんどん
研ぎ澄まされていきました。

ゴルフを初めてから、
ショットはもう考えられないくらい、
曲がっていたのですが(実は今もそうです)、
どっからでも寄せてセーブする!

そんなゴルフだったんです。
最初から、ベテランのいぶし銀ゴルフですね。(笑)

自分でも
アプローチとパターはとても自信があったんです。

この、滞在1年はワーキングホリデーといって、
働くこともできるビザだったのですが、
途中からゴルフにはまり、
毎日ゴルフ場にいました。

そこから、日本に帰り、
本格的にゴルフをしたいと思って、
半年後に今度はゴルフ留学をするわけです。

毎日、時間割があって、
コーチもいて、ゴルフ漬けです!
最高の環境ですよね。
そこで初めてのレッスンが始まります。

Nori(僕はこう呼ばれていました)
アプローチは

「もっと左に身体ごとまわって」
「上げるアプローチはスタンスはオープンで」

とか毎日、
知らないことばかり。

最初はもちろん、忠実にやりますので、
上手くいかなくてもそういうもんなんだ
くらいで続けていました。

それをどんどん続けていくうちに、
なんだか得意だったはずのアプローチに
異変が起きてきました。
全く寄らなくなります。

そんな、調子の悪い時に、
所属するコースのクラブ選手権が始まりました。
そこでの予選ラウンドです。

今でもはっきりと覚えているんですが、
あるホールのグリーン周りでシャンクがでました。

まあ、がっくりですが、
気を取り直してもう一度打ったら、
また、シャンク。

なんと、グリーンを1周したのです。

最後はバンカーに入って、
ようやくグリーンに乗ったんです。

がっくりというより、
腹が立つやら、
恥ずかしいやら

この日以来、
アプローチをするのが怖くなってしまいました。
どうしようもない状況から、

「どうしてこんなになってしまったんだろう」

と考えたとき

頭の中は「打ち方」ばっかり、
今まで養った距離感やターゲットに対する意識が
全くなくなっていることに気づいたのです。

これがアプローチが下手になった最大の理由でした。

とことんだめになった僕は

「すべてを捨てる」

ことにしました。

とにかく、
今までの「打ち方」を全部捨て、
一切気にしないようにしたのです!

すると、不思議なことが起き始めました。
素振りでイメージすると、
寄るラインが見えてくるんです。

寄るラインを鮮明にイメージをすると
本能的な打ち方が戻ってくるのです。

ここから、
僕はイメージをして、
すぐ打つことを最重要視しました。

このシャンクをきっかけに、
また以前のようにアプローチが
どんどん寄るようになりました。

ここまで悩んでいる方はそうはいないと思いますが、
こういう方は思い切って「打ち方」を捨てましょう!

自分の感性に任せてプレーしてみて下さい。
きっと様々な気づきがあるはずです。

それではまた!

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考えるゴルフの会会長 岡野 訓寛(のりひろ)

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